sE electronics
SE4400a
今回のレビューもコンデンサーマイクです。1 inch diaphragmを搭載したsE4400aです。当店Annex Recにも採用されているsE 3のメーカーです。
Product Overview of SE4400a
お約束ですが、スペックから参りましょう
- 周波数特性:20Hz-20kHz
- 感度(0dB=1V/Pa 1000Hz):14.1mV/Pa -34 ± 1dB
- 指向性:カーディオイド,無指向,双指向,ハイパーカーディオイド
- インピーダンス:≦50Ω
- 最大SPL(for 0.5% THD@1000Hz):130dB
- コネクター:3-pin
- ファンタムパワー:48V ±4V
- 付属品:ショックマウント,専用ケース
しっかりしたケースに入っており、安心感が漂います。形はAKG C414に似ていなくもないのですが、もう少し丸みがあります。
Sound Impression of SE4400a
ぱっときいた印象は「sE electronicsの音が健在だなぁ」と言うものでした。"sE electronicsの音"というのは高域がしゃきっとしている感じの音でBirdland Santastic Product Reviewの一番下でアコギを収録したものを聞いていただけばご理解いただけるかも知れません。張りたての弦のようなしゃきっとした感じの音です。もちろんまだ新しいというのも影響はしていると思いますが、使用してもう4年が経とうかというsE3もその傾向は健在ですからこの高域の感じを「sE electronicsの音」といってもいいのかもしれません。
今回のソースはアコギです。指彈とあわせてストロークも収録しその感じを掴んでいきました。
指彈ではしゃきっとした高域が気持ちよく、アタックの感じを確実に拾ってくれています。またストロークでも高域のピークの感じが手伝ってか暑苦しい感じにはなりません。
こう書くとシャリシャリな音のマイクのような印象を受けるかもしれませんがそんなことはありません。というか低域もきっちり拾います。
この傾向はやはりsE3も同じでアシスタントがOverheadの音を聞いてKickの音に驚愕していたことがあります。
ドラムで試したのですが、そこまでシンバルがうるさい感じにはなりませんでした。たてる場所にも大きく影響すると思いますが全体をよいバランスで拾ってくれます。ピアノなども試してみたいですね。
E.Gtの収録にも使用してみました。シングルコイルのギターでうっすらとした歪で高域に特徴があったので「合うかもしれないな」と思って使用してみました。結果が上々です。
Afterwords
もし改善してもらえるなら、マイクをホールドする機構にちょっと疑問を覚えます。見た目はスタイリッシュなのですが、もう少しやりようがあるような気もします。ただ、別にぐらぐらするとかではないので、気にしすぎなのかもしれません。