sE electronics
sE 3 Stereo matched SE3-ST

お久しぶりです。
今回はマイクのレビューです。
sE electronicsのSE3 Stというマイクに焦点を当ててみましょう。

Product Overview of SE3-ST

sE electronicsと言うブランドはあまり聞かないかもしれませんね。ヨーロッパでは結構評価が高いメーカーで、2,3年前から国内に紹介されてきました。

Basic Specです。

  • 周波数特性:20Hz-20kHz
  • 感度(0dB=1V/Pa 1000Hz): 10mV/Pa -40 ±2dB
  • 指向性:カーディオイド
  • インピーダンス:≧200Ω
  • 最大SPL(for 0.5% THD@1000Hz): 135dB
  • コネクター: 3pin XLR
  • ファンタム・パワー: 48V ±4V
  • PAD: -10dB
  • 付属品:ショックマウント,専用ケース,ステレオバー
  • 上記のとおり本体自体はショックマウントホルダー,ステレオバーと共にケースに入っており、良い感じです。
    個別の周波数測定グラフも入っており、製品に対する自信が窺えます。

    Sound Impression of SE3-ST

    ペンシルタイプ(といってもかなり太いですが)のSE3のステレオペアのSE3-STをチェックしましょう。
    僕はよくステレオでの収録というか、2本使用しての収録をよく使います。
    O/HはもちろんA.Gt、Pianoなどなど、コンデンサーマイクを2本使用してクリーンで、広がりのある音にするのが好みです。
    また最近の使用例(?)だと、ViolinやC.Gt等も良い感じに収録してくれます。
    音の傾向ですが、ちょっと高域にピークがあるような印象を受けます。明るい感じの音で、後でEQしなくも良い感じですね。「高域にピーク」と書くと、音が細い印象があるかもしれませんが、そんなことはなく中域のコシもしっかりしています。
    今(2006/12/21現在)進行中のプロジェクトでも使用しています。コレは近いうちに紹介できると思います。
    DsのOverheadに使用しての印象だと非常にレンジが広くきれいに録音できます。AKG C415EBとの比較の印象ですが(厳密な比較ではありません)タダイアフラムのサイズの違いのせいか、SE3は結構低域もきれいに収録できます。あと、レコーディングのWorxに掲載している Qi MichelanさんのCDの収録時にも使用しました。
    リバーブの乗りもよく、ストレートに音も前に出てきます。
    昔の定番といわれたAKG C451EBやSchoepsのマイクとは異なった音色です(あたりまえか)。

    Afterwords

    機会があれば、是非使ってみていただきたいマイクですね。すんなり使える割に、いや使えるからこそ良い結果のついてくるマイクです。

    Birdland Santasticのチェックの時にも使用してみました。興味があるかたは是非ご覧ください。

    sE electronics,sE 3 Stereo matched

    date:
    checker:Takumi Otani

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