特徴
MIC GAIN - マイクゲイン
12段階の高精度ロータリースイッチで、6dBステップ刻みで、最大66dBまで入力ゲインのレンジ設定が行えます。
TRIM - トリム
入力ゲインに対して±6dBの微調整が行えます。
SILK / TEXTURE - シルク / テクスチャー
Silk ボタンを押すと RED Silk 回路が作動し出力トランスフォーマーのネガティブフィードバックが制限され、テクスチャーを深く設定することで倍音成分と質感が増していきます。Red Silk は Shelford Channel の Red Silk モードと同様に、中高域のサチュレーションを強調します。テクスチャーコントロールを操作することで、Silk の量を本質的に無くした状態からオリジナルの Portico シリーズの Silk に見られる約10倍の量の彩りや歪みを扱うことができます。Silk / Texture を使うことで、Rupert 氏のビンテージ・クラスAデザインの多くを彷彿とさせる歪み特性と倍音成分を得ることができます。
Level Meter - レベルメーター
8セグメントのLEDメーターが、(Silk 前の)出力レベル:-30 dBu ~ +22 dBu を表示します。
Polarity - 位相極性
ソースの位相を180°反転させます。
High Pass Filter - ハイパスフィルター
マイク収録時に不要な低周波をカットする際に便利です。特に建物から発生するランブルノイズ、空調のモーターノイズ、ハムノイズなどに有効です。5211 のハイパスフィルターは20 ~ 250Hzの範囲内でカットオフ周波数を設定できます。
Phantom Power - ファンタム電源
スタジオコンデンサーマイクロフォンに48Vの電源を供給します。オンにする前に、モニタースピーカーとヘッドフォンを保護するため、5211 の出力に関連した設定:チャンネルボリュームやセンドなどを下げておきましょう。
-6dB Output - -6dB出力
出力トランスフォーマーの低ヘッドルーム出力のためのタップ出力です。5211の出力を接続した業務機のインターフェイスや他のデバイスをクリッピングすることなく、エンジニアが 5211 の出力を完全にドライブできるよう設計されています。
Spec
- 入力インピーダンス
- 8900Ω
- 最大入力レベル
- +26 dBu @ 1kHz
- ノイズレベル
- unweighted、22Hz ... 22kHz、150Ω入力ターミネーション
- -104 dBV、-101.9 dBu @ ライン出力、ユニティーゲイン
- -109 dBV、-107 dBu @ -6dBライン出力、ユニティーゲイン
- -98 dBV、-96 dBu @ ライン出力、+30dBゲイン
- -66 dBV、-64 dBu @ ライン出力、+66dBゲイン
- -128 dBV、-126 dBu @ EIN
- 周波数特性
- -0.2 dB @ 10Hz
- -2.9 dB @ 120kHz
- 最大出力レベル
- +26.5 dBu @ 1kHz
- +26 dBu @ 20Hz ... 30kHz
- THD+N (全高調波歪み率)
- 0.0015% Typical @ 1kHz、+20 dBu O/Pレベル、負荷なし
- 0.02% 以下 @ 20Hz、+20 dBu O/Pレベル、負荷なし
- THD+N (Silkオン時)
- 0.03% (ほぼ3次倍音) @ 100Hz、+20 dBu O/Pレベル、負荷なし、Texture最小
- 1.5% (ほぼ2次倍音) @ 100Hz、+20 dBu O/Pレベル、負荷なし、Texture最大
- その他
- 電源:100V ... 240VAC / 35W (最大)
- 外形寸法 : 44 × 480 × 190 mm (H×W×D) ※突起物含まず
- 重量:3.5 kg (実測値)
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