伝説のコンソールTG12345 とは?
1967年、EMIのリサーチ・ラボラトリーは、アビィロード・スタジオの黄金期のサウンドを決定付けた革新的なコンソールを開発しました。それがTG12345 mk1コンソールでした。これまでの真空管コンソール(REDD.コンソール)に代わって導入されたトランジスタ設計のミキシングコンソールは、12chのチャンネルを装備し、その各モジュールは「カセット」と呼ばれていました。各カセットにはEQセクションとリミッターセクションを完全装備していました。
1968年の11月にはロンドンのアビィロード・スタジオにTG12345コンソールが2台設置されました。8トラックのマルチレコーディングが主流となる中、ビートルズ後期の作品ではTG12345のサウンドが聴けます。実質上のラストアルバム 「Abbey Road」では、TGコンソールならではの分厚くリッチな、表現力に優れた素晴らしいサウンドを聴くことができます。"Here Comes The Sun"、#Come Together"、"Something"などの名曲の数々は、このTG12345のサウンドやトーンがなくては、全く異なる印象のものとなっていたに違いありません。
TGコンソールはその後1970年代を通じて、アビィロード・スタジオを象徴するサウンドのアイコンとして、1983年までメインのコンソールとして使用されてきました。その間。ピンク・フロイドの"The Dark Side of the Moon"、ジョン・レノンの初期のソロ・アルバム、ジョージ・ハリスンの名作 "All Things Must Pass"など、数々の名作がTG12345コンソールのサウンドと共に生み出されました。1980年代には「レイダース/失われたアーク」を始めとする、多くのフィルム・サウンドトラックにもTGコンソールのサウンドが刻まれています。
1968年の11月にはロンドンのアビィロード・スタジオにTG12345コンソールが2台設置されました。8トラックのマルチレコーディングが主流となる中、ビートルズ後期の作品ではTG12345のサウンドが聴けます。実質上のラストアルバム 「Abbey Road」では、TGコンソールならではの分厚くリッチな、表現力に優れた素晴らしいサウンドを聴くことができます。"Here Comes The Sun"、#Come Together"、"Something"などの名曲の数々は、このTG12345のサウンドやトーンがなくては、全く異なる印象のものとなっていたに違いありません。
TGコンソールはその後1970年代を通じて、アビィロード・スタジオを象徴するサウンドのアイコンとして、1983年までメインのコンソールとして使用されてきました。その間。ピンク・フロイドの"The Dark Side of the Moon"、ジョン・レノンの初期のソロ・アルバム、ジョージ・ハリスンの名作 "All Things Must Pass"など、数々の名作がTG12345コンソールのサウンドと共に生み出されました。1980年代には「レイダース/失われたアーク」を始めとする、多くのフィルム・サウンドトラックにもTGコンソールのサウンドが刻まれています。
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