特徴
- Emipirical Labsスタイルの個性的なマイクプリアンプを搭載。トランスフォーマー入力の深みのあるサウンド、130dBを超えるS/N比を達成
- 高音質5dBステップゲイン、機械式リレーなど高音質設計
- ウォームなアナログ音質でコンプレッションが可能な 銘機Distressor譲りの「CompSat」セクションを搭載
- 「CompSat」セクションにはゲルマニウム回路による新たなサウンドキャラクターも追加
- まるでアナログテープに録音したかのような音質を実現できるHF Emphasis機能
- ビンテージEQのような色付けが特徴的な80Hz / 18dB per octのハイパスフィルター内蔵
- 楽器用プリアンプ/ D.I入力としても機能、ギターやベースをダイレクトに接続
- 「CompSat」セクションには WARM または TOASTY LEDが装備。サーチュレーション回路の状態を表示
- コンプレッサーセクションのGR量のステレオリンクが可能
- フェイズスイッチ
- ドライ信号とコンプレッション/サーチュレーション信号をミックスできる Mic Control 搭載
Spec
Input
トランスバランスの入力がリアパネルに、フロントパネルには楽器入力(入力インピーダンス 340kオーム)が装備されています。
Output
バランスXLR出力とアンバランスフォン出力がパラレルで装備されています。2番ホットです。バランス出力をアンバランスで使用する場合には必ず3番ピン(またはリング)がオープンのケーブルをご使用ください。間違った使用はプリアンプにダメージを与えたり、信号が歪む原因になります。
Mic Pre Amp
Lundahlトランスによる優れたアンプセクションです。CompSatセクションとの併用でトータル74dBのゲインが得られます。48Vファントム電源のON/OFFスイッチがあります。
High Pass
3rdオーダーの80Hz / 18dB per oct ハイパスフィルターです。
Phase
位相反転スイッチです
CompSatセクション
大変ユニークで個性的なコンプレッサーセクションです。BypassはRatioスイッチで選びます
Saturator
マルチステージのアナログソフトクリップ回路です。1:1モードで使用すればアナログ回路のサーチュレーション質感だけを信号に付加することも可能です。低いレベルでは三次倍音を、レベルが大きくなるとゲルマニウムダイオードによる素晴らしい二次倍音が発生しサウンドを美しく彩ります。またDriveを突っ込んでいけばまさにテープコンプレッション(12%のTHD+2dB)のような最高のアナログ質感を得ることができます
Compressor
銘機Distressorスタイルながらより長いアタックタイムや回路の追加を行い新たなるサウンドをクリエイト可能なコンプレッサーセクションです。
WARM / TOASTY LED
サーチュレーション回路の状態を表示
Drive
コンプレッション量を調整します。
COMP MODE
Emphasisコントロールでは2つの回路で構成されます。1つめはPre-Emphasis Boost回路でCompressor/Saturatorに入る前に高域をブーストし、通常よりも速いタイミングでソフトクリップさせます。更にDe-EmphasisではCompressor/Saturatorの後に設けることにより、最終的にアナログテープに録音したかのようなテープコンプの質感が得られます。
RATIO
最初のポジションはバイパスです。
その他4つのRATIOとNUKEポジションが用意されています。1:1モードはサウンドにアナログ質感を与え、サウンドをアナログテープに録音したかのようなサウンドに色つけしたい時などに使用します。2:1モードでは(1:1から20dBのレンジがる)ニーを持ちトラッキング(掛け録り)やBUSSコンプでのジェントルなコンプレッションに役に立ちます。4:1と8:1モードはスムースで長いニーを持ち、応用範囲の広いコンプレッションになります。特別なモードであるNUKEポジションはDistressorでお馴染みの過激なリミッティングモードです。ドラムスのルームマイクにたまらないクールな本物のアナログリミッターサウンドを簡単に作り出します!
ATTACK
0.9msの高速アタックから8ms、20ms、100msのスローアタックまでセレクトできるアタックタイムコントロールです。
RELEASE
0.05sec、0.1sec、0.25sec、0.5secと4段階のリリースタイムが選択できるため、細かなコンプレッションの調整が可能です
Mix
最近のエンジニアリングではコンプレッション信号と原音を混ぜて使用するテクニックが多用されはじめました。Mike-Eには完全な原音(バイパス状態に同じ)とコンプレッションサウンド(エフェクト音)をブレンドして積極的なサウンドメイクを行うことが可能です。
OUT
出力レベルをコントロールします
SIDECHAIN
DETECTORの反応に変化をつけたい場合は、SIDECHAINコネクターを利用しEQなどの機器をインサートできます。SIDECHAINコネクターに接続していない時は内部でBypassされています。Emphasis回路通過後の信号がTIP端子に送られますので、Hi Frequency MODEがONの時は高域が強調された信号が送られる事になります。
- SIDECHAINでEQをインサートし、中高域をブーストすればディエッサーとして機能します。
- EQをインサートし低域をカットすると、低域が過剰に反応し不自然なポンピングを改善できます。
- アッテネーターを入れることで、ゲインリダクション時に付加されるサチュレーションを強調する事ができます。
追加画像
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