特徴
Classic 1023 は ClassA の回路を採用しています。+48V ファンタム電源を持つマイクプリアンプ部は特注の Carnhill ( St.Ives )製入力トランスでバランス入力に対応、スイス ELMA 社の精密 22 接点ロータリーアッテネーターで +20dB ~ +80dB ゲイン調整が可能。ライン入力もトランス方式のバランス入力で -10dB ~ +20dB のゲインを持つ。要となるイコライザー部は 1073 と同様の3バンドの EQ ( High :シェルビング / Mid :ピーキング /Low :シェルビング)とハイパス・フィルター(シェルビング)で構築されているが、 1023 では今日のあらゆる音楽に対応できるように大幅な改良が施されている。 Classic 1073 と比較して High の周波数が 1 ポイント ( 12KHz 固定)から 5 ポイント( 10k/12k/16k/ 20k/ 24kHz )に、 Mid の周波数は 6 ポイント( 360/720/1.6k/3.2k/ 4.8k/7.2k )から約 2 倍の 11 ポイント( 160/270/360/510/700/1.6k/3.2k/4.8k/7.2k/8.2k /10k )に拡張されました。そのため 1073 の Class A 時代のオールド Neve サウンドはそのままに、より繊細で大胆なイコライジングが可能になった。フロントパネルには Hi-Z 端子を装備しており、 DI としての使用も可能なのは他のBAE(BAE Audio ) 製品共通の特徴である。コンソールのフェーダーに相当する高品質な Clarostat 製ボリュームも装備されているため、レコーダー等に直接接続した場合のレベル調整も容易です。電源は120VACです。
Spec
- チャンネル数: 1ch
- ゲイン:0~80db/+20dB~+80dB(Mic)/-10~+20dB(Line)
- 入力インピーダンス:1.2k /300Ω(Mic)、 10K Ω(Line)、 150K Ω(DI)
- 出力インピーダンス:約65 Ω @1kHz
- 最大出力レベル:+27.4 dBu (600 Ω負荷時)
- 全高調波歪:0.07% @ +20dBu(600 Ω負荷時)
- EQ-High バンド:+/-16dB シェルビング・10k/12k/16k/ 20k/24k Hz
- EQ-MId バンド:+/-18dB ピーキング (Qは固定)・160/270/360/510/700/1.6k/3.2k/4.8k/7.2k/8.2k /10k Hz
- EQ-Low バンド:+/-16dB シェルビング・35/60/110/220 Hz
- ハイパスフィルター:18dB/Oct、50/80/160/300 Hz
- マイク・インピーダンス切替スイッチ:1,200/300 Ω
- Mic/DI 切替スイッチ
- EQ In/Out スイッチ
- +48V ファンタム電源スイッチ
- 位相反転スイッチ
- アウトプット・ボリューム
- 電源:120V AC 50/60Hz(専用電源ユニット)
- 外形寸法:483(W)x262(D)x44(H)mm
- 重量:約4.54kg(本体)
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