ネックにはBacchusの新機軸でもあるローステッドメイプルを採用。ローストする工程上でゆがみが生じてしまうような木材はその時点で淘汰されるため、ネックとして搭載されている個体は非常にゆがみやねじれに強く、比較的手に取りやすい価格帯ながら長い間ご愛用できる仕様となっております。
「TACTICS24」はその名の通り24フレット仕様。また、組み合わされるフレットはステンレス製ジャンボフレットを採用。弦よりも硬いため長年の使用による劣化が比較的少なく、滑りも良いためスムーズなフィンガリング・チョーキングをすることが出来ます。
ネックとボディの接合部(ヒール)を削り込むヒールカット加工を施しました。ジョイントプレートを廃し、ハイフレットを演奏する際に手にフィットし、違和感を感じさせない自然な形状となっています。
ペグ裏のホイールを回すとストリングポスト内のロッドが上昇し、弦を挟み込むことでロックされる機構のLocking Tuner(ロックペグ)が搭載されています。ストリングポストに対する巻き数を減らすことでチューニングの安定性が劇的に上昇するという効果があります。
一般的なトレモロユニットはブリッジを支えるネジが6本使われていますが、本モデルは支点が左右2点のスタッドになったトレモロユニット『WILKINSON/WVS50IIK』を採用しています。アーミングプレイ時の可動域が広く、ダウンはおよそ1.25音分、アップはおよそ1音分可動します。
また、アーミングによってテンションが変動しても2点にしか負荷がかからないため、6点支持のトレモロユニットよりもチューニングが安定しやすいといった効果が望めます。
ピックアップにはハムバッカーを二基搭載。低音に寄った丸くパワフルなサウンドが特徴的で、クリーンでも存在感あるサウンドが期待できます。また、ハムバッカーはノイズに強い構造をしているため、ディストーションの効いたヘヴィな歪みとの相性も抜群。ジャンルを選ばず活躍できる仕様になっています。
コイルタップスイッチとは、2つのコイルが連なって構成されているハムバッカーのピックアップのうち、1つのコイルからの信号をキャンセルし、もう1つのコイルからの信号のみを発信できるように切り替えるスイッチのことです。1つのコイルのみのサウンド、つまりシングルコイルのようなサウンドを鳴らせるようになります。
前述のように、ハムバッカーは低音に寄った丸くパワフルなサウンドが特徴ですが、コイルタップスイッチで切り替えることで、シングルコイルさながらの歯切れのよいサウンドを鳴らすことも可能としています。
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