Ibanez BTB7MS-NML

ライト・マルチケールを採用してアップデートする、BTB7弦モデル。
そのスケールは、1弦F側が少し短めな33.5インチで、7弦側は心地良くLow-Bを鳴らす為の35インチ。
この絶妙な"1インチの違い"が、マルチスケール・ベースに抱かれがちな"弾き難さ"とは縁遠く、それでいてロングスケールでは獲得しえないハリのある低音をもたらします。
また材料選びと作り込みには、BTBの由来であるBoutique Bass(ブティーク・ベース)に違わぬこだわりを持ちつつ、シーンやジャンルを限定しないデザインと、振り幅の広いサウンドで、"誰にでも受け入れられ易いBTB"を目指しています。
マルチスケール・ベースの裾野を広げ、従来のBTBモデルとも一線を画す1本です。

クリアな音像とアタックに富むメイプル材に加え硬質なウォルナット材とパンガパンガ材とを9pcで組み合わせたネックです。
ネック内部に装備したグラファイト・ロッドによって剛性を強化しています。ネックバックはボディと同じロウグロス仕上げです。
スルーネック構造がもたらすロング・サスティーンと豊かなレゾナンス、そしてネック・バックのシームレスな演奏感はBTBの最大の特長と言えるでしょう。
スケールは、7弦側でBTBの特徴である35インチ、1弦側は33.5インチのマルチスケールです。(3弦:34インチ)
硬質で明瞭な音像が特徴のブビンガ材をTOPに、さらにアッシュ材とオコウメ材を積層状に貼り合わせたブティーク感あふれるウイング・ボディです。
指板材としてもっともポピュラーな材料で、バランスの良いサウンドが特長のローズウッド材を採用しています。
フレットはブライトな音質と高い耐久性が特徴のステンレス・フレットです。
弦間ピッチ・アジャスト機構を搭載した、MR5S(モノレール)ブリッジを採用しています。各弦が独立したブリッジで、弦振動をダイレクトにボディへと伝えます。
また、サドルが左右方向に±1.5mm動かすことができ、弦と弦とのスペース(弦間ピッチ)を可動範囲内で任意にアジャスト可能です。