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KORG新製品発表会速報!!

行ってきました!!KORG新製品発表会!
会場は京王線沿いのリハスタ。

降りた駅を勘違いし、明後日の方向に歩くこと数分、明らかにおかしいと気づき、雨の中、迷ってないフリをしながら会場を探す。
Voxのデモンストレーションの30分ほど前に何とかたどり着く。

会場はデモンストレーションに向けてサウンドチェック中。
爆音で調整していたため、ラウンジでしばし待機。
時間になり、会場に向かうと、もはや立ち見状態。

爆音を真正面で聞くのも耳に悪いかと思い、後部に陣取る(そこしか空いていなかったとも言う)。

VOX Heritage Collections series AC15H1TVL, AC15H1TV

Golden Jubilee Limited

デモンストレーションは適正音量で始まりました(一安心)。まずは"Heritage Collection"シリーズです。すごいですね。Heritageとは「遺産」と言う意味です。
この製品のコンセプトは「50周年を記念して初期モデルを再発しよう。でも単純な再発ではなく50年をきちんと捉えよう」ということだそうです。
いきなり若干専門的な話になりますが、プリアンプ部に5極管EF86を搭載しています。 普通のギターアンプ(ちょっと乱暴なくくりですが)はプリアンプ部に12AX7という、3極管を搭載しています。(勿論例外も数多くあります。) 真空管の差などは専門のページや書籍に譲りますが、端的に言うとやはり音に差が出ます。12AX7の音は皆さんなじみがあると思いますのでアレを基準にして言うと、 EF86はもっと押しの強い感じです。
誤解を恐れず言いますが、これぞまさしく"ブリティッシュサウンド"です。 お叱りを受けるかもしれませんが、ブリティッシュサウンドはEF86の音と言っても過言ではないのでは??という感じです。
順序が前後しましたが、初期のVOXアンプには5極管が使用されていました。しかし個体差や衝撃に対する弱さなどから、3極管に変わっていたのです。 前述の通り、3極管と5極管で音は異なります。レアな「5極管搭載のアンプが良い」ということになり、スタジオやプロのライブなどで使われ、 ブリティッシュサウンドとして定着して行ったのでしょう。
その5極管の質の良いものが安定供給できるようになったようで、50周年モデルに是非搭載しようということになったようです。伝説のブリティッシュサウンドここに!といった感じですね。
5極管は3極管として使うことも可能で、この機能(?)が搭載されています。デモンストレーションでは切り替えてくれたのですが、地味ながらも音の変化が感じ取れます。 3極管接続の場合には、EF86のキャラを残しながらも音がちょっとマイルドになります。

このモデルは2種類あり、違いは外見のみとなっています。正確には、エンクロージャーの材質が異なり、 全世界限定500台(国内入荷予定数80台)のAC15H1TVLはエンクロージャーにアフリカンマホガニーが使われています。ジョイントもフィンガージョイントとなっており、結合も安心です。
また復刻モデルですが、初期モデル(~1963)には搭載されていなかった、Top Boost回路も搭載されています。(こちらは別チャンネルになっています。) Top Boost回路はVOXの代名詞のような存在ですが、意外にも初期モデルには搭載されていませんでした。 さらには、Brilliantスイッチ+αの機能も搭載。 懐古感覚で作られたモデルではなく原点を見直し、更に、乗り越えてきた50年を凝縮させた一台です。VOXの50年を体感してみませんか???

発売は8月の予定!御予約お忘れなく!全世界限定500台です。

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VOX Classic plus series AC50CP2, AC50CPH, AC100CPH

Get ready to Rock!!!

さてこちらは完全独立2chのフルチューブアンプです。パワー管にEL34を採用し、電源部はClass AB仕様です。 3つの違いは出力/形状の差だけです。回路設計などは共通だそうです。ただやはり、出力の差により、結果的に音色の差が出る、とのこと。 やはり100WモデルAC100CPHの方が50W出力のモデルAC50CP2,AC50CPHよりもオープンでストレートな音になるとのこと。この辺は他のアンプと同じですね(当たり前か)。 AC50CP2

回路ですが、結構派手にひずみます。クリーン~クランチまでのch1とオーバードライブ~ディストーションのch2で多彩な音作りが可能。
VOXでディストーションというと「?」という方もいらっしゃるかと思います。ですが、しっかり歪みます。
エフェクトループの回路もあり、インサートも可能です。更にダイレクトアウトも搭載していますが、ココにVOXのこだわりが!
インサート回路は通常の場所(真空管後)に入っているのですが、ダイレクトアウトはマスターボリューム直前に入っています。 LPFも搭載しているのですが、LPFというよりはスピーカーシミュレーターという感じでしょうか。ラインの音は聞けなかったのですが、ライン接続などに非常に有効とのことです。

AC50CP2:¥147,000-,
AC50CPH:¥126,000-,
AC100CPH:¥147,000-
発売は4/20!!!

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VOX TONELAB LE


VOX ToneLab,ToneLab SEの後継機種です。モデリングテクノロジーを搭載したストンプです。SEよりも一回りコンパクトで、カラーリングもシルバーになっています。 ToneLabはスタジオやライブで プロミュージシャンが使える高機能なデバイスとして、広く受け入れられています。 ブルーズミュージシャンから、Slipknotまで、非常に幅広いですね。
ToneLab SEの基本機能を踏襲し、価格を押さえ、しかし、機能は更に使いやすく。
勿論VOX Valve Reactor回路、真空管はきっちり押さえています。ココに採用されているのは12AX7です。 アンプ、キャビネット、ペダル、モジュレーション、ディレイ、リバーブの組み合わせから作られる音は非常に多彩です。
ON/OFF(Bypass)可能なSend/Return(インサート)回路も搭載していますから、よりピュアな信号を使用する事が可能ですね。
本体左側のペダルと"CONTROL"には様々なパラメータがアサイン可能です。内部に用意されているパラメーターの8割近くがアサイン可能とのこと。 基本的にON/OFFを含めた「セレクトタイプ」はCONTROLに、値がスムーズに変更するものはペダルにアサイン可能です。
アウトプットはアナログL/Rに加え、S/P DIFオプティカル,MIDIも搭載してしています。エディタもダウンロードできるので、便利ですね。 基本的に出力はフラットな設定が前提となるとのことですが、アンプの特性というのはどうしてもいじることが出来ません。 そんなときのために、アンプに繋いだときに、フラットになるような設定が存在します。つまり自宅でヘッドフォンで音を作るとき、変な「サバ読み」しなくて良いのです。 設定固定で4つと、設定変更可能(EQによる設定になっているそうです)な1つが用意されています。 定価¥37,800-, 入荷しました!!!!御予約/お問合せ/ご注文
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KORG KAOSS PAD mini-KP

Brand new KP!!


出ましたねー。KAOSS PADの最新機種 mini-KP!!!154g!!!ストラップ用の穴も開いてます。首下げ可能です。 しかも電池駆動可能です。勿論ACアダプタでも駆動可能です。デザインは KP3を踏襲していますが、 KP3のpad部の鮮やかな動きはありません。 電池駆動を考えると仕方ないのかもしれません。
パッドを操作することにより出てくる"アノ"音は健在です。 単体で音も出ますし、エフェクターにもなります。当たりまえですがカオスパッドです。
乱暴な表現かも知れませんが、 KP3 が小さくなって、パッド液晶が無くなったものです。 もう取り扱い可能です。
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KORG Legacy Collection ANALOG EDITION 2007

Vintage synthes are still alive in PC.


アナログエディションに"Mono/Poly"が追加されました。つまりシンセだけで見ると、PolySix+MS20+Mono/Polyになりました。いやー良い時代です。 この3台、欲しい人は沢山いますが、状態の良いものがどのくらいあるのでしょう? ハードウェアですから仕方ないとは思います。中古で高価な値段がついていますね。
Mono/Polyは1981年に発売されたアナログシンセですね。 新製品ではありませんがDIGITAL EDITIONもありました。試聴というか試奏というか、試したのですが、笑えるくらいそっくりですね(当たりまえか...)。
ついでという感じですが掲載しておきます。
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KORG ZERO 4, ZERO 8

well, Mixer is a ...


コレは画期的な製品です。いってしまえば「デジタルミキサー」といういうことになります。ミキサーというと皆さんどういった印象をうけるのでしょうか?
最初「デジタルミキサー」と聞いたときにはYAMAHAの製品など、いわゆる業務用のミキサーを想像しました。
そして見たときには「DJミキサー?」という印象に、
そして説明を受けて、この製品のコンセプトが納得できてこの製品が如何に画期的か分かりました。
このZEROシリーズはデジタルミキサー,オーディオI/O,MIDIコントローラー,エフェクターを1台に集約したコンソールで、つまみの切り替えで オーディオとMIDIを切り替えることが可能です。PCとの接続にはIEEE1394a,つまりFireWire400が採用されています。さすがですね。 USB2.0よりもFireWire400のほうが実測では高速が出せることが多いようですね。
オーディオとMIDIのどちらをコントロールしているかは、ライトアップが赤と青(ZERO 4は緑)で分かれるので非常に分かりやすく、そして何よりもかっこよいです。 基本スペックですが、24bit,192kHzをサポート。ZERO 8はPADも搭載しています。ZERO 4はステレオ4ch,ZERO 8はステレオ8chです。 より楽器に近いミキサーではないでしょうか??
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KORG R3


コレをみて普通はmicroKORGを思い浮かべると思います。僕もそうだったのですが、外見はその通りですがサウンドエンジンはMMT、つまりRadiasの心臓部が機能限定ではありますが移植されています。 microKORGの評判だったコンパクトで軽量なボディ(2.8kg)とフルアナログシンセのようなRadiasのいいトコ取りのシンセです。勿論ボコーダー搭載です。このボコーダーフォルマントモーション機能つきです。
音も非常に太く、ソロやリフに適しています。コントローラ4つのノブには自由にアサインが可能です。しかもデジタル制御なのに非常に滑らかに音が変化します。 自照式LEDで暗闇でも現在のパラメータを瞬時に判断可能です。ボコーダー用のマイクも付属しています。デスクトップのスペースにコンパクトなシンセ/ボコーダーいかがですか。
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KORG M3

"M" is back!!


KORGから新しいWorkstationが発表になりました。KORGのワークステーションというと Triton"が思い浮かぶかもしれませんね。 しかしどちらかというとOASYSに近いという印象です。
ラインナップとしては音源部(ラックではない)のM3-Mと鍵盤数がそれぞれ61,73,88の全部で4種類です。 M3-73,M3-88の2機種は発売が6月で現時点(2007/2/20)では価格未定です。
M3-MとM3-61の定価が発表になりました。
M3-M=¥186,900-¥148,000
M3-61=¥244,900- ¥198,000
です。 基本スペックから行きましょうか。 120ポリ、256MB相当のPCM音源を搭載、また第二世代のKAMAテクノロジーが入っています。この辺からのOASYSの後継機種に近いというのが分かっていただけるかと思います。
16Tr MIDI シーケンサー,ドラムトラック機能,サンプラーなどなど。カラータッチビューGUIも健在で、しかも、ここが、1ボタンでKAOSSPADに!!!! このモードのときに画面を触ると色合いがダイナミックに変化して嬉しくなります。


見た目はM1などと異なり白を基調にしています。ベンダー、モジュレーターに加え、リボンコントローラも!!! 音も素晴らしいですね。
太いです。 クリエイターの人が「にやり」としそうな音から、ステージ、スタジオでそのまま使える音まで網羅されています。
僕はサンプルプレイバックシンセの場合にはGrand Pianoの音をまず確認するようにしています。 ほぼ必ず入っていますし、レンジ/ダイナミクスがどれだけきちんと再現されているか、どういうアプローチなのかを確認出来るのです。。 昔は高価、というか、贅沢だったマルチサンプリングも当たり前になっていますね。サンプルに何を採用するか、どこのスタジオを使用するかで 収録される音も変わってきますが、ただなぜか国内Big3 (Korg, Roland, YAMAHA) の音は伝統的な傾向が見られますね。今回のM3に関してもKORGの 音が健在です。
コントローラ部もfaderもマルチタスクになっています。ボタンでセレクトしたモードで作動します。 最近のトレンド(?)通りPlug-in instrumentとしての使用が可能ですし、Editorもバンドルされています。USB端子が2系統搭載されているのですが、オプションでFireWire400を搭載することも可能です。
またコントロールパネルは2段階で起こすことが可能ですし、取り外しも可能です。M3-73にはこのM3のパネル部+Radiasを乗せることが可能です またM3-88はM3が2台搭載可能だそうです。

僕がM3で一番気に入ったのは、「鍵盤」です。 キーボードをあまり触ったこと無い人はこだわりが無いかもしれませんが、例えばギターだと、そうですね、 自分の手にフィットしたネックという感じなのでしょうか? 今まで沢山のシンセを所有したり弾いたりしてきましたが、間違いなく最高です!!!!段違いですね。 鍵盤のレスポンス、手触り、どちらをとっても非の打ちどころがありません。 勿論個人差ありますから、他の人はどう感じるか分かりませんが、おそらく、気に入ってもらえると思います。
僕個人の印象を言うと、「僕のために作ってくれた」というくらいしっくりきました。コレだけでも買ってよいかと思いました。そのくらいすごいです。 数年後にまた現行のシンセを超える音源を搭載した新機種が出てくることは間違いないと思いますが、M3の鍵盤を超える鍵盤が出てくるかどうかは疑問です。 今までは、音は気に入ったけどタッチがなぁ、みたいなことがあったりしたのですがM3に関してはどちらも最高です。 むしろ今所有しているシンセをMIDIで接続して、M3でコントロールしたいと思ってしまいました。After Touchも搭載していますが、ありがちなON/OFFタイプではなく、中間値も表現できるとのこと。 Roland新製品発表会にも書きましたが、鍵盤という 限られたインターフェイス、言ってしまえばスイッチである鍵盤に様々なコントロール機能が、しかも有能なコントロールが付加されるのは嬉しい限りです。
このタッチは88鍵盤はピアノタッチになるそうです。

また拡張性に関してですが、アナログモデリングシンセサイザーRADIAS音源ボードEXB-RADIASやPCMサンプル容量を拡張するEXB-M256、 Firewireケーブル1本でバーチャライズドハードウェア環境ができるEXB-FWボード(コレは前述)、 今後発売予定のEX-USB-PCMシリーズライブラリーなどの豊富な拡張性があります。

国内初ともいえるWorkstation M1を作り上げたKORGが作り上げた"M"を冠したシンセ。間違いなく素晴らしい仕上がりになっています。

発売は3/24!!つくば店にも入荷予定!

M3新機能速報(2007/3/15追記) 是非ご覧ください。

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以上まとまらない部分ありますが、以上でReport終了です。
(上記記載の発売時期、予定定価は変更になる場合があります。悪しからずご了承ください。)

Roland新製品発表会


この記事の最終更新日はMay 14, 2024 Tuesday 11:59 JST ,
Product Review最終更新日はSep 30, 2024 Monday 20:02 JST です。
最新記事はLAUTEN AUDIO Tom Micです。
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