TACHII PRO SOUND(立井電線)
TPS7128

弊社スタッフがInterBEE 2017で試聴し、「これはいい!!」と情報を共有してくれたケーブルです。

メーカーに連絡を取ると早速来店いただきデモもケーブルをお借りできました(U本さんありがとうございます!!)。

当初のデモ期間をかなり延長させて頂き結構いろいろ試すことができました。印象中心のレビューになりますがご覧いただけますと幸いです。

Product Overview of TPS7128

単体でのSpec表記より比較の方がいいと思いますので、代表的なバランスケーブル、Belden 8412、Canare L-4E6S、Mogami 2534と比較して列挙します。

Tachiii TPS 7128Belden 8412CANARE L-4E6SMOGAMI 2534
芯線数2本2本4本4本
ケーブル直径6.90mm6.9mm6mm6mm
AWG18 AWG20 AWG24 AWG24 AWG
導体断面積0.75mm20.69mm20.20mm20.226mm2
導体構成30本 / 0.18A26本 / –40本 / 0.08A20本 / 0.12
導体軟銅撚線高伝導性錫メッキ銅撚線OFC
導体抵抗2.64Ω / 100m@20℃3.47Ω / 100m@20℃9.8Ω / 100m@20℃8.3Ω / 100m@20℃
絶縁体PVCRubber(誘電率:3.5 ... 6.5)架橋ポリエチレン架橋ポリエチレン
シールド錫メッキ軟銅線レーヨンブレイド+TCブレイド-軟銅線(横巻シールド)
外皮PVCEPDMPVCPVC

導体抵抗値が小さいですね。ケーブルの音に影響するファクターはいろいろありそうですが、マイクやスピーカーの周波数特性みたいな物で一つの参考にはなるかもしれません。

ケーブル直径もBelden 8412と同じなので多少ジャックは選ぶかもしれませんが楽器用のケーブルとしても期待できますね。しかも2芯構造なのでDual CoreとSingle Coreと選択できます。

Sound Impression of TPS7128

デモ機をお借りしていろいろ試してみました。厳密な比較、というわけではないので印象ベースになることをご了承ください。

前述の通り、長期間に渡って試せたのですが、共通しての印象はなめらかでコシのある中低域と太く存在感のある低域、耳に痛くない感じの高域という感じでしょうか。

入力された信号をぼやけることなくくっきりと伝送してくれる、という感じ。特にEQをすることなくいけちゃう感じ、といってもいいかもしれません。

Afterwords

弊社ではTachii Pro Sound の7128の切り売りのみならず両端にコネクタを取り付けたケーブルも販売しています。

TACHII PRO SOUND(立井電線),TPS7128 画像

date:
checker:Takumi Otani

TACHII PRO SOUND(立井電線),TPS7128
ショップページへ

Product Review