Roland
SP-555

SPシリーズのニューカマー!SP-555のレビューです。世界一早いかも知れません(^^)v。
SP-606が生産完了になり、SP-555が出たわけですからもちろん後継機種だと思いますよね。
ところが営業さんが取り出したSP-555はむしろ「SP-404の兄貴」という面持ちの製品です。SP-404と共通する部分も多く、でも異なる部分(進化/追加された部分)もあります。
では製品自体を見てみましょう!!
横幅、奥行き共に大きくなり、ちょっとかっこよくなっています。
SP-404では12個だったPADが4つ追加されて、16個になっています。またどうでもよいことかもしれませんが、数字の配列が上から1,2,3,...ではなく下から1,2,3,...となっています。
以前はセンタートップのインジケーター周りに配置されていたエフェクターのセレクトパッドがエフェクトの専用セクション(左側)に移っています。その上にはinputのセクションがあります。マイクはもちろんBassやGtを接続可能なHi-Zにも対応します。+48Vファンタム電源も供給可能なのでコンデンサーマイクも接続可能!!
さて前述のエフェクトのセクションを見ていきましょう。
前回は5+24だったエフェクトが今回は5(SuperFilter,VoiceTrans,Delay,Isolator,DJFX Looper)+32に増えています。SP-404と同じくそれぞれのエフェクトを3つのノブでリアルタイムにコントロール可能です。
僕が試して気に入ったのはこの"SuperFilter"です。つまみを回した瞬間、「!!」と思いました。めちゃくちゃ効きます。それもそのはず6pole、つまり36dB/octのフィルターです。6Poleということはその分レゾナンスも強力でLPFを絞りきった状態から徐々に開いていくと、スピーカーに悪そうな周波数帯が「グオ!!」と出てきます(苦笑)。
他のエフェクターもとてもナイスでHOLDのままIsolatorなどで遊べることこの上ないです。
更に更に更に!
D-Beam搭載です。
このD-BEAMが画期的な進化を遂げました。
進化をしたのはD-BEAMの「Synth」の部分ですが、今までのD-Beamは飛び道具としてしか使いづらい部分がありました。
今回は違います。スケールの設定や、Keyの設定が可能です。クロマチックからブルーズ、スパニッシュスケールにジプシースケール、果ては琉球音階まで!!!
ためしに琉球音階をセレクトして手を近づけたり、離したりしたら聞こえますよ、琉球スケールが。気持ちは一気に「オキナワン」です。
SP-555をたくさん並べてハンドベルの演奏みたいに曲が演奏できるかも、なんてなことを無駄に考えてしまいました。
音色も8種類の中から選ぶことが可能ですので効果的なD-Beamの使い方が出来そうです。
さて、SP-404にはなかった新機能としてLOOP CAPTUREが上げられます。
接続した機器やPADから簡単にLOOPを切り出せます。
更にオーバーダビングを重ねることが可能です。
ここで切り出したフレーズはPADに記録することが可能です。
そのほかにもサンプリングは最長772分(!!)
パターンシーケンサーも搭載していますのでパフォーマンスのみならず、実際の製作も可能ですし、USB端子搭載でPCとの連携もバッチリです。
DAWソフト「SONAR LE」と「SP-555 Wave Conberter」が付属しますので買ったその日からPCと接続して使用できます。
NAMMでも発表される、注目の新製品です。
Roland,SP-555

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