RCF
Ayra 6
早いものでAyra5をレビューしてから2ヶ月半が経とうとしています。「近々レビューします」といって時間が空いてしまいました(汗)
楽しみにしていた方(←多分ごく少数),お待たせいたしました。
Product Overview of Ayra 6
箱から開けての印象は「お,Ayra5よりでかい!」というモノ,まぁあたり前ですが写真だと同じように感じでていましたので。
スペックです。
- 周波数特性 -3 dB
- 50 Hz - 20 kHz
- 最大 SPL
- 108 dB
- 指向角
- 水平:110° x 垂直:110°
- Compression Driver
- 1", 25mm coice coil
- ウーファーサイズ
- 6インチ
- 入力インピーダンス
- 10 K ohm
- 入力端子
- XLR, Jack, RCA
- 入力感度
- -2 dBu
- クロスオーバ周波数
- 1900 Hz
- Limiter
- Soft limiter
- Controls
- HF adjust
- 出力
- 75 W
- 高域出力
- 50 W
- 低域出力
- 25 W
- Cabinet Material
- Lacquer painted medium density
- 色
- Semi-matt Black
- 寸法
- 320 mm x 225 mm x 280 mm
- 本体重量
- 8.2 kg
出力,サイズ,重量など部分を除いて大きな差はAyra5とさほどありません。
Sound Impression of Ayra 6
さてAyra5をチェックした環境に持ち込んでチェックです。
まずReference SourceでチェックするとAyra5よりどっしりとした低域が出てきます。ウーファーサイズが1インチ違うだけで大きく印象が変わるものです。下が伸びている,というよりも低域が逃げずにまっすぐ飛んできているという印象でしょうか。
試聴環境ではちょっと低域過多な印象です。HF adjustを操作して高域が出るようにしてみました。
なかなか良い感じです。引き続き試聴です。
低域のロールオフにも差があるのでしょう。ボトムエンドの見え方も違います。Ayra5のレビューにも書きましたが,ちょっと癖があります。慣れれば問題無いレベルですが,一応記載しておきます。
サイズ的には問題無いのですが,低域の量感の兼ね合いもあってか宅録ベースの方にはAyra5のほうが扱いやすいかもしれません。
実際に今回の試聴環境下ではAyra5のほうが好印象です。ただ,低域がやや回りやすい部屋であることは事実ですので他の環境下で試せば別の意見も出てくると思います。
Ayra6の特性を活かす(それなりの音量で鳴らす)という意味は1人暮らしのアパートの1室というのは厳しいかもしれません。
昔試した時にADAM S1X,S4Xも音量を少し上げてあげるだけで劇的に解像度が向上しました。低域の見え方も大事ですが,解像度も無視出来ませんから悩ましいところですね。
録音という観点に立った時にAyra5ですと持ちだしての録音はちょっと厳しいかもしれません。そういう意味では持ち出し用の"セカンドモニター"として導入などは非常に良いのでは無いかと思います。
Afterwords
ADAM Fシリーズといい,RCF Ayraシリーズといい低価格でクオリティの高い製品がリリースされる時代になりました。
良いミックスはやはり良いモニタが必須の部分も有ると思います。
気になったらお気軽にお問い合わせください。