Pre Sonus
MP20
機材チェッカーTakumi Otaniです。今回はPre SonusのMP20を見ていきましょう。
Product Overview of MP20
この製品は2ch HAか2ch Stereo ミキサーとして使用できます。
ここで「ん??」と違和感を覚えた方、鋭い!!
「混ぜてなくねーか?」と思うかもしれませんが、違います。ちゃんとPANPOTも装備しいます。
使い方は様々です。
例えば、
エレアコを収録するとき、マイクとラインを混ぜたいけど、チャンネルはぎりぎり。
そんな時MP20の出番です。
アコギでオンマイクとオフマイクの音をまとめて、レコーダーへ(DAWの出現によりこういったこともなくなりましたが)。
こんななときも使えます。
スネアの収録の時などもtopとbottomを混ぜて1回線で。
こんなことも可能です。
insertも装備していますから、Dynなどをかけることも可能です。
フロントパネルにはGainとIDSSという高次倍音を付加するつまみがついています。真空管の倍音のシミュレートです。
そういえば、一時期は「真空管、真空管!」と言われていましたが、最近は「Neve、Neve」ですね。次は何になるのでしょう?「テープ」かな?結局ないものねだりなのかもしれませんね。
順番が前後しましたが、パネルを見ていきましょうGain と前述のIDSSツマミ、ボタン類はphase,+48V,PAD,Low cut(80Hz)とL/Rアサインスイッチです。一番右にはPANもあります。右側のセクションhじゃMasterとPhonesツマミです。ボクは専らHAとしてしか使用しないので、ここはあまり使いません...
Sound Impression of MP20
音質に話題を移しましょう。米国の製品なのでヌケの良いアメリカンサウンドを予想していただのですが、意外とマイルドな、密な感じの音がします。アメリカらしさはあるのですが、「モロ米国!」という感じでは在りません。IDSSを回していくと、音が太くなる感じですね。低域が持ち上がるというよりは、さらにマイルドになっていきます。Inst inもあるのですが、こちらに対してもIDSSは有効で、Gtのラインに若干の色をつけたいときにとても有効です。
SnやGtなどに合いそうな感じです。中域が得意そうな感じです。O/Lさせた(ピークでちょっとクリップする程度)ときの音も絶妙で、非常に使えます。
レベル的な観点からもADコンバータとの愛称も良い、非常に使えるHAです。
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checker:Takumi Otani