Oyaide
Black Mamba-α
さて、今回は久しぶりに電源ケーブルのレビューです。今回取り上げるのはOyaide Black Mamba-αです。
Product Overview of Black Mamba-α
しなやかな銅線部の両端にP-029,C-029とやはりoyaideの電源プラグを搭載したケーブルです。Tunamiよりもだいぶ取り回しがしやすい印象です。
地上で最も速い蛇からフューチャリングされた「BLACK MAMBA」。サウンドはそのネーミングからも窺い知れ、しなやかで、ハイスピード。そして高解像度でありながらもピークを抑えるようフルフラットバランスに設計されています。まさに現代の音楽にマッチするサウンドキャラクター、スタジオワークを重視したユーザビリティ。とメーカーページにあるように主にスタジオワークを対象として設計されているようです。Oyaide Tunami GPXよりもしなやかでとり回しのしやすいケーブルです。
Sound Impression of Black Mamba-α
では早速機材につないで音を確認していってみましょう。
まずはモニタースピーカーです。LeftにOyaide/Black Mamba-α,Rightに通常の電源ケーブルを接続してモノラルをpanを振り替えての試聴です。
中低域にふくよかな感じが出て、高域の歪感が減ります。高域がいい意味で落ち着くのですが「こもった」という印象は余りありません。
モニターに使用すると程よく、気持ちのいい高域が出るMixが作れそうな印象です。
また奥行き感もでてきます。「Rightの通常の電源ケーブル」側がベシャと平面的な印象なのに対してOyaide/Black Mamba-α側は奥行きなどもつかみ易いです。
実際にMixをしてみたいですね。てことはもう1本か...。
さてスタジオワークに向いているとのこと、このレビューを書いている時点(20090511)ではとくに録音セッションで使用していないので、詳細は後日ということにさせてください。
楽器にはどうだろうと思い、Gtアンプで試してみました。印象はモニタースピーカーと同じ感じです。歪感が減りちょっと中域が滑らかになる感じです。
Bassアンプも同じ感じででしょうか。Gtアンプなどと比べて(楽器の特性的に)高域が少ないのでちょっと変化はわかりづらいです。
ベースアンプに使用するのであればむしろTUNAMI GPXがオススメです。
ところが! Synthで試したことろ、低域の緩み、だぶつきみたいなものがなくなり音がクッキリしました。アンプなどとは逆の効果というべきでしょうか。内蔵されているROMのdetaが変わるわけはありませんからDA辺りに聞いているのかもしれません。デジタルとアナログを同時に扱う昨今のスタジオ機材ではこちらの印象に近くのなるのかも知れません。
Afterwords
正直ここまで小電力系に聴くとは思っていませんでした(電源ケーブルの変化は消費電力が大きいほうが分かりやすいのです)。スタジオのアウトボードでもいろいろ試してみたいですね。その際にはまたレビュー更新しますからお楽しみに!!