MXL
R77 Classic
リボンマイクを16本まとめて試した時の印象をそれぞれまとめてみました。今回はMXL R77です。動画公開してからのほうが良いかと思っていたら、前回の更新から時間が経ってしまいました。
Product Overview of R77 Classic
まずはSpecと参りましょうか。
- Type
- Ribbon Velocity Microphone
- Ribbon Element
- 1.8-micron aluminum ribbon
- 周波数特性
- 20Hz -18kHz
- 指向性
- Figure 8
- 感度
- -55 dB (0 dB=1V/Pa)
- Impedance
- 270 ohms
- Rated Load Impedance
- >1500 Ohms
- Max SPL for 0.1% THD
- >135 dB @1 kHz
- Size
- 65mm x 180mm
- Weight
- 860g
- Metal Finish
- Gold and Chrome
(現存するリボンマイクをすべて記載してあるわけではありませんが、Ribbin Microphones for Gt. ampなるレビューにSpecをまとめた表がありますので他機種との比較を見たい方はそちらもぜひ!)
Passive Ribbon Micですので+48Vは掛けるとribbon elementにダメージを与えます。
見た目は完全にClassic Ribbon MicのRCA 77-CAあたりのコピーですかね。Max SPLは135dBですからほとんどの楽器に対して問題なく使用できそうですが、高音圧のソースや、KickのHoleなど風が発生する部分に使用する時は注意が必要です。
推奨Input Zが1500Ω以上です。モダンHAは問題ないと思いますが、クラシックなHAはInput-Zが600Ωに設定されているものもあるので、そういった製品を使用すると音質に変化(Highがやや落ちる)があると思います。
持った感じはずっしりとしていて安心感があります。
Sound Impression of R77 Classic
それでは音に参りましょう。
今回試したのは、Gt amp対して使用し、Clean tone, Crunch, Overdrive, Distortionに対して使用してみました。
その時の音声は、こちらの動画から!
Part Iもご覧いただければ、収録状況の概要もわかるのですが、簡単に記載しますと、一旦Line録音した4種類のフレーズをReampしてGt Ampに入力し、マイクを変えて収録
というイメージです。
EQなども掛けていないので、純粋にHA増幅後の音、と捉えていただいて差し支えないかと思います。
実際の音が聴けるので、文章での音の説明は避けようと思います。僕の印象は、「アメリカンな感じの乾いたリボンマイク」という印象です。16本試した中で一番僕が持つリボンマイク
のイメージに近かった1本のうちの一つ、といって差し支えありません(見た目の影響もあるかも知れませんが)。
ちょっと大きいので取り回しはしづらいかも知れません。
試せていないので想像の域を出ませんが、Ds録音の際のRoom Micとしても有用だと思います。
Afterwords
Ribbon Micは双指向性となり、近接効果が単一指向性のマイクよりも強いでのご使用の際にはご注意ください。
次回もまた、ribbon micを見ていこうと思います。
date:
checker:Takumi Otani
MXL,R77 Classic
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