MILLENNIA
HV-3C

Product Overview

今回CheckするのはAnnex Recordingの機材ではありません。
デモ機を借りることが出来たので、それをチェックしてみました。
借りることが出来たのはMILLENNIA HV-3Cです(タックシステムさんありがとうございました)。
HV-3CはHV-3シリーズの3世代目で、2005 TEC awardにノミネートされた製品です。期待が持てます。
届いた箱を持ってみると、ずっしりとした重量があります。「重い!」というほどではないのですが1Uサイズというサイズの中では重いほうに入るでしょう。期待がもてます。
外見は非常にシンプルでノブが2つと数少ないボタンが並びます。+48V,phase,pad(のようなもの)です。
PADのようなものと書きましたが、PADは音量を減衰させますが、HV-3Cは[A],[B]のボタンがあり、コレを押すと音量が上がります。[A]を押すと+18dB,[A]+[B]で+36dBです。まぁ、ゲインブーストボタンですね。
またDPAのハイボルテージマイクに対応すべく、optionですが、+130Vのスイッチも装備されています(デモ機にはオプション未搭載)。

Sound Impression

音色の傾向は肉厚で中域がしっかりしている音です。
最初はSM58で、自分の肉声で試したのですが、Spからは太い音が聞こえてきました。太いといっても鈍い太さではなく、高域もしっかり存在しています。
密度が高い感じ、と解釈してもらっても問題ないと思います。AGや、女性ボーカル、贅沢な使い方をするならTomなども向いているでしょう。
Jazz系のDsのOverheadなども悪くないかもしれません。原音に忠実というよりは、HV-3Cの個性を考慮に入れた上で、音作りしていくタイプHAと言えると思います。ただやはり通せばかっこよくなる、というものではないので、元の音の調整は重要かと思います。

Afterwords

30万前後と高価な製品ですが、懐具合に余裕のある人、ヴォーカルのHAに悩んでいる人などにオススメのHAです。MILLENNIA,HV-3C

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checker:Takumi Otani

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MILLENNIA,HV-3C 補足資料
Product Review