GOURD
NUMERO 1212P SS
さて今回は1212PというGOURDの楽器用ケーブルを見て行きましょう。
GOURDさんにデモをお願いしたケーブルのなかに「おまけです。試してみてください。」と入っていました。
可愛いケーブルだなぁ,と思いつつも主眼はメインのデモケーブルに向きます(まぁ,当然ですよね)。時間が空いた時に,「ああそういえば...」とチェックしました。
どんなケーブルでしょうか。早速見て行きましょう
Product Overview of NUMERO 1212P
NUMERO 1212Pは両端がモールド処理されており,見た目もキュートでカラーラインナップもピンク,紫,ブルー,黒とカラフルです。
普通(?)ケーブルのカラーバリエーションは黒色(0),茶色(1),赤色(2),橙色(3),黄色(4),緑色(5),青色(6),紫色(7),灰色(8),白色(9)というのが多く,カラーコードという数字と色がリンク(カッコ内の数字がそれです)しているのです。
弊社でも多くのケーブルが集中するコンソールやインターフェイスに接続するケーブルはカラーコードに準拠させたりしています。
ただNUMERO 1212Pはそういう用途のケーブルでは無いのでこのカラーバリエーションは開発の方の趣味では無いかと思います。ケーブルというと黒という印象が多いなか,かなりビビッドな色合いです。
ケーブルに黒が多いのは目立たない,という観点が多いと思いますが,それはあくまでマイク用のケーブルで楽器用のケーブルは派手で良いのかもしれません。どうせならみんな目立ちたいでしょうから(笑)
直径は5.8mm,とてもしなやかです。女の子に受けそうなパッケージとシースです。ケーブルの方向性を示すのに通常は矢印や>>といった記号が用いられることが多いですが,1212Pのシースにはハートが用いられています。
店頭で現物を見たお客さんは「かわい~」といっていました。
Sound Impression of NUMERO 1212P
さて,見た目が良くても音がダメだとケーブルとしては失格です。
「おまけです。試してみてください。」と書かれていたこともあり,生産完了にになるかもという噂もあり,さほど期待はしていませんでした。特にデモで届いた4266Pと1129Pが素晴らしく,そちらばかりチェックしていたというのが正直なところです。
で,実際ためしてみると,いやこれいいじゃん!となったわけです。もちろん4266や1129にはかなわない部分があるのですが,値段を考えたら全然OKです。音がくっきりして,ちょっとドライブした状態で潰れがちなギターの3,4弦あたりの分離感も充分です。
ややアメリカンな感じのクッキリ感と入ってもよいでしょう。西海岸系な印象です。
見た目で判断するとダメですねー。
店頭で試したお客さんも気に入って予約をくれたり,しみじみ試奏をして行ったりと様々です(男性の方はやはり,見た目に抵抗があるようです(苦笑))。
Afterwords
女性向け,ということは無いと思いますが,やはり女性の方がそのキュートな見た目にひかれることが多いですが,実際には音質もしっかりしているという,一石二鳥なケーブルです。
学園祭シーズンも近づく昨今,お洒落で音の良いケーブルでステージデビューしてみませんか
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