EAW
FR159z
久しぶりのスピーカーレビューです。今回はEAWのFR159zです。アメリカンなサウンドのEAW,そんな感じの音なのか早速見て行きましょう
Product Overview of FR159z
黒いボディに15インチウーファー搭載の2wayです。
先にスペックいってしまいましょう
- ユニット構成
- 15インチ×1 1インチ/ホーン×1
- 周波性特性
- 65Hz ... 16kHz(±3dB)
- 公称インピーダンス
- 8Ω
- 最大入力
- 500W
- 指向特性
- H90゜V45゜
- コネクタ
- NL4
- サイズ
- 502Wx445Dx756H(mm)
- 重量
- 32.3kg
E/VのTX1152あたりと同じくらいか一回り小さいですかね。用途としては同じあたりでしょう。
周波数特性の違いが一番大きいでしょうか
Sound Impression of FR159z
今回はLiveの会場に直接納品にいったのですが,時間があったのでチューニングなどを少々手伝って来ました。
ドライブするPowerAmpはElectro-Voice Q99です。400W@8Ωなのでもうちょっと欲しいかな,という部分もありますが,今回の会場ではそれでも大きいくらい。おそらく300W興昧で丁度よいでしょう。
さてさて,とりあえずEQ,フラットでCdを鳴らしてみます。セッティングの高さもちょっと悪かったのですが,EAWのアメリカンな高域の立ち上がりが耳を突き刺します(苦笑)。新品だから仕方ありません。
低域のダンピング感は素晴らしく量感がありつつも遅れのない低域を再生してくれます。聞きなれたCDの低域が気持ちいいです。
さてSM58で肉声によるチューニング,ハウリングの確認です。今回は6kzあたりと700Hzあたりをカットしました。
改めてですがタイトでダンピングの良い低域が気持ち良いです。非常に位相の良い感じの音を出してくれます。ステレオソースでチェックではもちろん肉声+Revをかけた時のRevの広がりがそれを物語っています。
後日印象を聞くことができたのですが、「ぱっと聞きでもポテンシャルの高さが伺える。ちゃんと引き出せるだろうか(苦笑)」とのことでした。
低域がもう少し、とのことでサブウーファーも欲しいですねー、ということでしたが、しばらくはこれで頑張ってみるとのことです。
アコースティックなものも少なくないので今のところ大丈夫のようです。
Afterwords
機会があればぜひOpeをしてみたいです。いつもと異なる感じのEQ処理をすることになりそうで楽しみです。
中規模クラスのLive Houseなどにも向いている製品だと思います。お気軽にご相談ください。