DPA Microphones
VO4099P

Product Overview of VO4099P

VO4099Dのレビューでも触れましたがd:voteシリーズはVO4099Hi若しくはVO4099Loとアタッチメント，プリアンプモジュールの組み合わせで構成されています。

Specです。

指向特性

スーパーカーディオイド

カートリッジ

プリポラライズド・コンデンサー型

周波数レンジ(±2dB)

80Hz...15kHz

感度(±3dB)

-44.5 dB re 1V/Pa

等価雑音レベル(Aウェイト)

23 dB SPL

全高調波ひずみ(THD)

1%以下(123 dB SPL、ピーク)、1%以下(120 dB SPL、RMS)

ダイナミックレンジ(代表値)

100 dB

最大音圧レベル

142 dB SPL

出力インピーダンス

30-40Ω(MicroDot)、100Ω(DAD4099)

ケーブル引き伸ばし可能距離

最大300m(DAD4099)

電源

ワイヤレスシステム:5V-50V(DPAアダプター)
ファンタムDC48V±4V(DAD4099またはDAD6001BC)

コネクター

MicroDot

寸法、質量

全長45mm、46g

グースネック長

140mm

ケーブル長

1.8m

付属品

ピアノ用マグネットマウント (PC4099)× 2

MicroDot→XLR3ピン変換コネクター(DAD6001BC)×2

セットを構成するアイクはVO4099Hi x2とマイクプリアンプモジュール DAD6001BCです。 ピアノ用マグネットマウント PC4099x2も付属します。マイクマウントのPC4099にはマグネットが仕込まれており，写真のようにピアノのフレームに装着可能です。

Sound Impression of VO4099P

今回アコースティックライブのOepの依頼を受け，ちょうど良いので使ってみました。AKG C414 x2でも全く問題無いのですがステージにマイクスタンドをあまり置きたくなかったので...。

ガッツリFoHから出す，というよりは足りない部分を補う，というイメージに近いです。会場も綺麗に響く会場で中域が少し強いながらも癖が少なめな残響を持っていました。

編成はPf+Sax+Tpという編成，Saxphonistの方はTennerからSopranoまでを，Trumpeterの方もFlugelhornやSoprano Trumpetなどを持ち替えなさっていました。

さてPC4099に装着してセッティングです。マグネットでPfに装着できます。

ピアニストの方が「えーこんなん有るんですかー？」と興味津々です。リハで音を出してみた時に「以前とぜんぜん違う!」と驚いてらっしゃいました。

以前，というのは別の日程で他のマイクで同じ演奏家の方々の音を拾ったのですが，比べるのが酷になるくらい違います。そのマイクはダイナミックマイクだったので周波数レンジなども段違いです。

ストレスのない音質ですし，スーパーカーディオイド特性のお陰でTp,Saxのカブリもほとんどありません。何より見た目がスッキリします。

少しEQしてみましたがレスポンスもよくワイドレンジに集音できているのが良くわかります。

Afterwords

小型で目立ちませんし自然な音質，というのも大きなメリットかと思います。アコースティックなイベントではあまりSpeakerやマイクの存在を感じで欲しくはありませんから...。

コンパクトなステージでPfを拾うときに大活躍の製品です。

興味がある方，お気軽にお問い合わせください。