AiTEC
Λ5.35

Product Overview of Λ5.35

さて、このΛ5.35ですが、黒い箱に、なにやら電源ケーブルが付いています。
電源環境改善の製品というと主にシリアルに接続するものが多い中、これはパラレルに接続します。

使用方法はコンセントに差すだけ、この黒い箱にはアウトレットも付いていませんし、スイッチも有りません。実際に何をしているかというと、汚染された商業電源から歪み成分を除去します(これはよく聞く性能ですね。)
さらに電流と電圧の位相角を制御することにより、力率を改善します。高校物理の電気回路、交流回路で出てくる「あれ」です。

「それ、すごくねーか」と言う人と、「力率ってなに?」て言う人がいると思いますが、乱暴にイメージだけ伝えると電力をどれほど有効に使えるか?と表す数値です(正確な定義は力率をどうぞ)。この数値(0-1の値しか取りませんが)が大きいほど、電気代が無駄になっていない、と思ってくれても構いません。

つまり機材と電力の関係で、一番効率のよい状態をつくりだすのです。

弊社ANNEX RecにあるKOJO TECHNOLOGY Aray6 MKII電源を再生成することにより理想的な電源を供給しますが、前述のとおり、こちらはシリアルで接続します。設計思想上当たり前ですね。

Λ5.35はパラレルで接続します。ノイズフィルターで似たような接続をするものも有りますが、力率改善とは驚きです。

Λ5.35はノイズもかなり現状させてくれます。ノイズメーターと併用して抜き差ししてみましたが、明らかに電源に乗るノイズは減っています(弊社の様子では有りませんがノイズの減少具合です)。マンションなどはノイズ除去の効果は大きいと思います。

空いているコンセントに挿せば、かなり広い範囲に効果が出るとのこと。つまり、シリアル接続の機材のようにそこにつないだものだけに効果が出るのではなく、例えば和室に接続すれば、台所や、寝室にも力率改善の効果は現れるとのことです。
TVがくっきり映り、家電もフルパワーを発揮できます。電気代も安くなるとか。そりゃそうですよね。電力の有効度があがるわけですから。

Sound Impression of Λ5.35

さて、リハスタに場所を移して、チェックです。極性を確認した上で、空いてるコンセントにさしてしばしエージング。まずはMarshall JCM2000 DSL50を鳴らしてみます。そのまま、Λ5.35を抜いてみました。一気に聴きなれたいつもの音になります。もう一度さしてみました。1秒ほどでフーっと音に香ばしさが加わります。演奏していたスタッフ曰く、「弾いてるからレスポンスがよくなったのがすごくよくわかる!」と。JCM2000が1959になったと言うと言い過ぎですが、気持ちの良いハーモニクス(=高次倍音)が得られている感じです。真空管のヒートアップが完了した感じと言うと分かりやすいでしょうか?

さて楽器をBassに変えて次はTraceElliotです。定番といえるベースアンプのメーカーですが、さてどうなるのでしょうか。上記と同じように演奏中に抜いてみました。中低域がだらしなく広がり、ダンピングの悪い音になります。もう一度さしてみました。しばしのタイムラグののち、低域が締まり、くっきりした芯が感じられる音に変わります。

弊社スタッフが早速自宅で使用してみたそうです。翌日開口一番「Λ5.35すごいっすわ!」と。多分彼は買うでしょうね。ボクも買おうかと思っていますから(笑)

弊社Annex Recにも導入を検討中です。アンプがしっかりなってくれれば、やはり仕上がりはその分よくなるはずですから。

弊社スクールのギターの講師,I先生に試していただきました。発端は「電源て大事だよねー」というI先生のひょんなひところがきっかけです。「これ効くの?」という先生の手にはΛ5.35が。
「効きますよぉ」
「そおなの?でも5万かぁ」
と。

「ま、ま、ま、先生、今からレッスンですよね。教室で使ってみてくださいよ。」
と極性などの説明をして、1時間後。
生徒さんとにこやかに入ってきた先生が言ったのは、
「これね...。変わる。すごい変わる!」と。
レッスンを受けていた生徒さん(高校生くらいでしょうか)も、その違いをはっきり認識できたとのこと。

是非一度店頭に試しに来て下さい

Afterwords

内部がどうなっているのか非常に気になりますが、効果は非常に大きいです。音も良くなって、電気代も節約になる(地球に優しいですね)。そうそう、このΛ5.3シリーズ、その電気代の節約につながる副作用が認められて、2011エコグランプリを受賞しています。